002 Reminiscence -Singles vol.1- 姫乃樹リカ (1988)
知る人だけが知る、マニアックなアイドルだと思う。
当時、中学2年くらいの僕が、
なぜこんなマニアックな彼女を知ったのか、
今ではぜんぜん思い出せないけど、
たぶん入り浸っていたレンタルショップやレコードショップ、
そんなところでふと目にしたことがきっかけだと思う。
当時はまだCDを買うこともできなくて、
このアルバムはカセットテープで購入した。
曲の前にモノローグが入るという架空のラジオ番組のような構成。
シングル曲だけを集めたベスト的な内容。
アイドルが廃れ始めていた時代と言えども、
これもかなりマニアックな作品作りになっている。
当時のディレクターのホームページに、
「ビートルズのようにアルバムとシングルを分けた」と語られているけど、
なるほど、歌に対する姿勢はかなりの本気モードだった。
「硝子のキッス」「ときめいて」「もっとHurry Up!」
この辺りが代表曲的な扱いを受けているけど、
僕的には「ハートの翼」や「そよ風のささやき」が好き。