that passion once again

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永井真理子、復活第二弾EP『W』がiTunesトップアルバムの32位に初登場!

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もう聴きました?もう泣きました?もうハジけました?やばいっしょ。復活EP『Life is beautiful』から2年。助走期間を終え、完全にピッチに復活。背番号「W」、ミッドフィルダー永井真理子、待望のボランチ復活で最高のゲームメーカーの登場です!

それにしても嬉しすぎます。もちろん『Life is beatiful』の時も泣けてしょうがなかったんですけど、今作の "20時の流星群" はそれを遥かに上回ります。この抒情的なセンチメンタルさは、かの名曲 "Keep On "Keeping On"" に匹敵。影踏みの子供達にかつての純真さや無邪気さを重ね合わせ涙していた僕たちは、今、夜空を見上げ、つながっている幸せを感じているのです。

広大な夜空に身を任せていれば、全身を支配していた慢心がなんてちっぽけなもので、そんなちっぽけなものに振り回される必要なんて何一つない、このひとりじゃないという暖かな気持ちを包み込んで明日を迎えよう、そんな心の救済の歌。ヤバすぎます。ダウンロードしてから泣き続けてます。

さらに、この変わらない暖かなボーカル。よくよく聴いてみてください。30年近く前に「ず~~~っと、ずぅぅぅっと、ねぇ~」って歌っていた時と変わらないんですよ。30年前ですよ。しかも、10年近く歌ってなかったんですよ。こんなことって、あります?

現役を引退して、地元の少年サッカーで細々とコーチをしていた人が、10年経ったし子供も手を離れたし、そろそろセカンドライフで若い頃みたいに走り回ってみるか!と、いきなりピッチに現役復活したら、まあ、縦横無尽に走り回って、いきなりオーバーヘッドでゴール決めました!ぐらいスゴイことですよ。でもって、そんな変わらない歌声が心の救済を叫んだら、もう泣くしかないっしょ!

この曲は、今、この2019年という今、この時にしか歌うことができない永井真理子というアーティストの何度目かのピークを記録した名曲です。そんな名曲がSNSの告知だけでiTunesの32位に浮上したこと、決してアンダーグラウンドに埋もれるわけではなく、こうして音楽市場の上でも戦えていること、そんな事実が嬉しくて仕方ないです。

もちろん他の3曲もサイコーです。語りたいことは山ほどあります。でも、それは7月13日までとっておきます。『Sunny Side up』から13年。新たな名盤の誕生を今から心待ちにしています。