that passion once again

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どうやらベビメタが大殺界を抜けたようです。ワッチャ、ワチャチャ!踊ろう!騒ごう!

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先月、6月28日(金)と29日(土)に約8ヶ月ぶりに横浜アリーナで単独公演を行ったベビメタ。その翌日、6月30日(日)には世界最大で世界最高峰のイギリス・グラストンベリー2019に出演。アザー・ステージという2番目に大きいステージに立った初めての日本人アーティストとして歴史にその名を刻みました。それもとてつもない快挙でスゴイことなんですが、日本ではもっととてつもないニュースが持ち上がっていました。それが元モーニング娘。のセンターだった鞘師里保の登場。

すいません、アイドルにはうといので、とてつもないと書きながら、何がとてつもないのかイマイチわかっていないで語っているのですが、ニュース記事などを読んでいると、どうもモー娘の中でも人気の高い娘さんだったようで、しかもスーさんとは同郷でいろいろとつながりもあったようで、知る人は狂喜乱舞だったようです。...、うん、なんかスゴいんだろうね、きっと。

そんな横浜アリーナの様子を最速で編集してリリースしたのが、最新曲「PA PA YA!!」のMVです。

これを見て思いました。おっ、ベビメタも大殺界を抜けたのか?と。

振り返れば2017年12月、ユイちゃん不参加のスーさん生誕祭から不穏な空気が流れ始めました。年が明けて2018年1月には神バンド藤岡氏の突然の訃報。5月には何やら今までのイメージを一新した "ダークサイド" なるステージが始まり、そこにもユイちゃんの姿はなく、わけのわかんない2人のサポートダンサーが加わり4人態勢の違和感ありまくりのステージ展開。そして、10月にはユイちゃん脱退。配信シングルとしてリリースされた「Distortion」も「Starlight」も、そこらのアニソンとなんの違いもなくてイマイチ。傍から見ると、ベビメタも消費され尽くされたか?と、やっぱユイちゃんがいないとダメなんじゃね?と、メイトには悪いけど、そんな風に思っておりました。

ガンズの前座の時も、なんだ、Youtubeで見るほど音がよくないし、スーさんも声が出てないじゃんと思っていましたし、しかもMCというかコール&レスポンスというか、スーさんの語りがいちいち英語っていうのも、海外にいる時はそれでもいいけど、日本にいる時ぐらいは日本語でもいいんじゃないの?みたいな。わたしたち、海外で認められたバンドだから、ニホンのミナサン、この希少なバンドがニホンでライブする、これとてもトクベツなことよ、みたいな。ああ、そうかよ、みたいな。だったら、ずっと海の向こうにいりゃあいいじゃねえか、みたいな。メイトの人、ゴメンね。怒らないでね。

だけど、この新曲「PA PA YA!!」はいいよね。どこか「メギツネ」を彷彿させた、日本の伝統的な部分とメタルの融合、ラップをアップデート、そして、サークル・モッシュ。ベビメタ原点回帰のつうこんの一撃ですよ。そして、心底思ったのは、ステージ上はやっぱりスーさんを挟んだシンメトリーがいいなぁということ。

そういえば一時期モッシュやウォール・オブ・デスを禁止された頃があったけど、もう本末転倒だよね。個人的にはベビメタのブレイクって「ギミチョコ!!」のPV再生よりは、2015年のメトロックのライブで披露されたサークル・モッシュやウォール・オブ・デスに普通のロックファンがスゲェ!って大感動したことが始まりじゃないかと思っています。なので「祭りだ、祭りだ、パッパッ、パパヤ~」のミニモニじゃんけん、パパパだピョンは大歓迎!タオル振り回すも良し、サークル・モッシュするも良し、盆踊りするのも良し、セクシービーム放つも良し。楽しいベビメタが帰ってきた!この勢いで10月発売の3rd「METAL GALAXY」も楽しいメタルだったら、いいなぁ。

ていうか、2019年のアルバムリリースが凄まじすぎる。今年は大豊作の年なのかなぁ?