that passion once again

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ドがつくヒップホップ・アルバムのエド・シーラン最新作。「÷」をイメージして聴いたらヤケドしまっせ!

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やはりというか、必然と言うか、まあ、こうなるのはわかっちゃいたけどみたいな。フューチャリングしているアーティスト達を見れば一目瞭然だよね。

 

カリード

カーディ・B

チャンス・ザ・ラッパー

PnBロック

ストームジー

ラヴィス・スコット

エミネム

50セント

ヤング・サグ

Jハス

パウロ・ロンドラ

ミーク・ミル

エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ

 

こうやって並べると悪そうな奴しかいないじゃん(パウロ・ロンドラは別だけど...)。もともとアコギ抱えてヒップホップをしていたエドなんで、この豪華を通り越して奇跡としか言えない面子を、よくもまあここまで揃えたもんだと。ヒップホップ大好き人間にはたまらないアルバムですよ。

他にも、カミラ・カベロ、イエバ、エラ・メイ、H.E.R.などのR&B勢、そこにブルーノ・マーズも加わるのかと思いきやクリス・ステイプルトンとのジミヘン、スクリレックスは普通にエド印のバラードをダブでアンビエントに調理と。うん。

エド・シーランのアルバムとしてではなく、エド・シーランが作ったヒップホップとR&Bのミックステープを聴いているような感じ。

で、僕が気になるのは、ここでのブルーノ・マーズの立ち位置なんです。今から5年前、マーク・ロンソンのコラボアルバムで大ヒットした「Uptown Funk」が、後の「24K Magic」に発展したように、この「Blow」が、今後のブルーノ・マーズの方向性を決めるのではないかと。グラミー賞でのプリンスのカバーも然り。ファンクやハードロックにガレージ、メロコアやインダストリアルまでは行かないにしても、「24K Magic」で見せたモータウンからは確実に離れた方向性に行くのではないかと。でなけりゃ、あんなMVを監督するわけがないと思うんですよね。