that passion once again

日々の気づき。ディスク・レビューや映画・読書レビューなどなど。スローペースで更新。

ディスクレビュー

永井真理子『Brand-New Door Vol.2』

「永井真理子」というアーティストに抱くイメージとはどんなものでしょうか。そりゃ、デビュー時からの "元気" というイメージに決まってるだろう!とおっしゃる方が大半かもしれません。代表曲である国民的タイアップから "ミラクル" というイメージを思い…

永井真理子「23才」がささやきかける明日への希望が眩しすぎる

10月1日にライブ会場でのリリースを予定している真理子さんのセルフカバーアルバム第2弾『Brand-New Door Vol.2』。そのアルバムからの先行配信シングルとして「23才」と「ピンクの魚よ」が、9月15日に各音楽配信ストアでデジタルリリースされました。ツイッ…

今さらディスクレビュー 永井真理子『そんな場所へ』

先日のサモール福岡、あの和やかでゆったりとした雰囲気が、このコロナ禍で帳尻合わせを余儀なくされている年度末のアホみたいな忙しさの中で、ひと時の清涼剤として、もしくはスパでぬくぬくと癒されているような、そんなリラクゼーション効果と、なんだか…

永井真理子『Brand-New Door』

思い返してみると、姐さんが初めてセルフカバー・アルバムの話を切り出したのは5月7日の木曜日、ゴールデンウィーク明けのことでした。その前日、5月6日は緊急事態宣言を全面的に解除する予定だった日なのですが、ご存じの通り、主要都市部の宣言解除は5月31…

永井真理子『M's "SINGLES" History』

まずは宣伝です。8月8日(土)の夜8時からナガマリ配信ライブ第二弾!『M's History』が開催されます。チケットは8月8日の23:00まで購入可能。リアルタイムで参加できなくても、アーカイブで存分にライブを体験することができますので、今すぐイープラスへGO!!…

永井真理子『会えて よかった』

前作『W』から、わずか9か月という、まるでご懐妊してから赤ちゃんが誕生してくるまでの期間のような、そんな短いスパンで届けられたナガマリ最新作『会えて よかった』。もう、もう、もう、とりあえず5月6日までは、このミニ・アルバムを聴いて、なんとかか…

幸福感に包まれた永井真理子の最新アルバム『W』は今を生きる僕らのサウンドトラックだ

これほどの幸福感に包まれた永井真理子を見たことがあるだろうか。ナガマリファンがTwitterで大興奮したCDジャケットも、例えば『KISS ME KISS ME』や『Sunny Side up』の良ジャケが今まであったにせよ、今回はそれらを軽く凌駕するほどの幸福感に包まれてい…

愛にできることはまだ(まだ、いっぱい、限りなく)あるよ

聴いている間にカチカチ、カチカチと再生回数が上がっていくラッドの新曲「愛にできることはまだあるかい」。相変わらずの野田洋次郎という男の厭世観は健在で、ゆとり世代、もしくはさとり世代の代弁者として、有り余る解答が用意されている世界に、虚数を…

まがまがしてるミセスの「インフェルノ」がいいぜよ

本日、発売のMrs.GREEN APPLEの配信限定の新曲「インフェルノ」がiTunesのトップソングで初登場1位を獲得しています。 おっさんの僕はミセスの大森くんとバンプの藤原くんの声の区別がイマイチつかなかったりするのですが、若い世代のバンドの中ではビブラー…

僕はいまだに氷室京介を卒業できていない

この手の商品が次から次へと出てきては、てやんでい、今頃こんなもの出されたって、オイはなんとも思わねえぜよ!なんて思いながら、グググ...と、ついつい手を出してしまう。我慢ができない...。ファン心理というのは、なんて憎たらしくて、それでいて愛お…

スピッツ「優しいあの子」の "あの子" って、誰のこと?

『なつぞら』主題歌でおなじみ、3年2か月ぶりのスピッツ新曲「優しいあの子」のフルPVが一昨日、ニューアルバム発売のアナウンスと共に突如としてYouTubeで公開されました。 マサムネさんの変わらぬ透き通った声もいいですが、僕としてはモーターワークスで…

拝啓、黒沢健一さま

ミスチルは天下を取り、スピッツは朝ドラ主題歌を奏で、エレカシはもう好き放題に生きている2019年。そんな90年代を代表するバンドたちが、今でも古びれることなくこの令和の時代でも輝いているということは、同世代としてもスゴイ嬉しいことです。 しかし、…

ルイス・キャパルディはエド・シーランになれるのか?なれないのか?

今、イギリスで売れに売れまくっているのが弱冠22才のシンガーソングライター、ルイス・キャパルディ!そのデビューアルバム「Divinely Uninspired to a Hellish Extent」が英オフィシャルチャートを席巻しています。 去年の11月にYouTubeで公開された「Some…

ドがつくヒップホップ・アルバムのエド・シーラン最新作。「÷」をイメージして聴いたらヤケドしまっせ!

やはりというか、必然と言うか、まあ、こうなるのはわかっちゃいたけどみたいな。フューチャリングしているアーティスト達を見れば一目瞭然だよね。 カリード カーディ・B チャンス・ザ・ラッパー PnBロック ストームジー トラヴィス・スコット エミネム 50…

若返りまくっているスティングのリ・ワーク・アルバム「My Songs」がぜんぜん聞き飽きないんだけど...。

基本、僕はベーシストの人が好きです。いや、ベースがブイブイドゥ~ンドゥ~ン唸っているバンドが好きです。そういう意味では、前回のクラシックバージョンの「シンフォニシティーズ」はぜんぜん低音が聞こえてこなくて物足りなかったのですが(それでも1…

どうやらベビメタが大殺界を抜けたようです。ワッチャ、ワチャチャ!踊ろう!騒ごう!

先月、6月28日(金)と29日(土)に約8ヶ月ぶりに横浜アリーナで単独公演を行ったベビメタ。その翌日、6月30日(日)には世界最大で世界最高峰のイギリス・グラストンベリー2019に出演。アザー・ステージという2番目に大きいステージに立った初めての日本人…

BILLBOARD 200に477週もチャートインし続けるGUNS N' ROSESの「Greatest Hits」

7月に入ってから、なんとなく毎日ブログを更新してみようかなと思いまして、「なつぞら一週間」以外は、ほとんど音楽関連のニュースをつぶやいているだけなんですが、昨日はすいません、スマホゲーム『星ドラ』のモガステーションがオープンし「キングスプラ…

ブルーノ・マーズ、「BLOW」のMVを監督する!

先日、リリックビデオがリリースされたばかりのエド・シーランのコラボ曲「BLOW」ですが、早くもミュージック・ビデオが公開されました。しかも、そのMV、なんとブルーノ・マーズが監督しているそうです! 姐さん、ヤバイよ!めちゃめちゃカッコいいぜよ~!

The Raconteurs、11年ぶりのスタジオ・アルバムがビルボード200で初登場1位を記録

やっぱジャック・ホワイトってスゲーんだなと思いました。 今年の4月に急遽来日公演を行ったザ・ラカンターズが、前作「Consolers of the Lonely」から11年ぶりに発表した通算3枚目のスタジオ・アルバムが、R&Bだヒップホップだ映画のサントラばかりのビルボ…

エド・シーラン×ブルーノ・マーズ×クリス・ステイプルトンの「BLOW」が神すぎる

もうすぐ発売になるエド・シーランのコラボレーション・アルバム「No.6 コラボレーションズ・プロジェクト」から、大本命のブルーノ・マーズとのコラボ曲のリリックビデオが本日から公開されました。この曲がヤバすぎる!まずは聴けぇ! カントリー歌手、ク…

U2の13年ぶりの来日公演は「Songs of...」二部作の失敗を意味している気がしてならない

先月、というか5月末日に突如として発表されたU2の来日報道。前回の "Vertigo Tour" から実に13年ぶりの来日、しかもプレミアム中のプレミアム・ツアーだった "The Joshua Tree Tour" を再開するとあって、国内に限らず、世界各国から観光がてらに日本やシン…

The Prodigyのキース・フリント訃報について、今さら少し語ってみた

今年、2019年の上半期を振り返ると、個人的に最大のニュースだったのは、3月11日に急逝したザ・プロディジーのキース・フリントに尽きます。享年49才。死因は自殺と断定されていますが、一部では事故死ではないかとも報じられていたりします。その辺の曖昧さ…

tricotの佳作EP「リピート」から、今さらメジャーデビューをする意味をちょっとだけ考えてみた

去年の5月に5thシングル「potage」をリリース。先行PV公開されていた「ブームに乗って」の路線を踏襲するように、気怠げでありながらチルアウト的でエモな感じの最新tricotスタイルを見せつけ、若い頃のようなガムシャラなロックはもうやりませんよ~だと、…

SEKAI NO OWARIの最新ツアーで明かされた「EYE」と「LIP」の真意

今年の2月末に発売されたアルバムを今さらレビューするのもどうかと思いますが、ただ、セカオワの最新ライブツアー「The Colors」のセットリストや演出を見る限り、これはどうにもこうにも「EYE」というアルバムが今のセカオワの立ち位置を明確に表している…

永井真理子、復活第二弾EP『W』がiTunesトップアルバムの32位に初登場!

もう聴きました?もう泣きました?もうハジけました?やばいっしょ。復活EP『Life is beautiful』から2年。助走期間を終え、完全にピッチに復活。背番号「W」、ミッドフィルダー:永井真理子、待望のボランチ復活で最高のゲームメーカーの登場です! それに…

拝啓、徳永英明さま

本日、WOWOWで放送された兄やんの最新ライブを観て思いました。若かったあの頃のような、とてつもない熱量を含んだライブ体験って、もう、これから二度と経験することはできないんだろうなぁ...と。なんて言うんでしょ、下品な例えですが、半立ちでイッちま…

勝手に永井真理子論

去年(2017年)の2月頃、冗談まじりにナガマリ30周年ベストのフェイクニュースをブログに上げたのです。 そうしましたら、その4ヶ月後の6月中旬ですよ。この弱小ブログのアクセス数が急激に上がりまして、いったい何が起きたんだっ!と思っていたら、リアル…

ガンズ・アンド・ローゼズの名盤『アペタイト・フォー・ディストラクション』が発売された1987年とは何だったのか?

今月、6月29日に発売されるガンズ・アンド・ローゼズのデビュー・アルバムにしてロック・アルバムの金字塔『アペタイト・フォー・ディストラクション』のリマスター&ボックスセット。「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」「パラダイス・シティ」「スウィー…

苦しゅうない、苦しゅうない

なにげなくtricotが好きで、 去年からずっとヘビロテ状態だったんですが、 来たる5月19日にニューシングル「potage」が発売されると、 そんなニュースを知りましてですね、 「ブームに乗って」をまた聴くかなぁ♪と久々にYoutubeに行ったのです。 tricot "ブ…

レディオヘッドの最新作「A MOON SHAPED POOL」を楽しむための3つの過去作品

ゴールデンウィークの5月3日(火)、突如、鳥がさえずりを始めた。 翌日4日(水)、高らかなファンファーレと共に新曲「Burn the Witch」の公開。 全世界のファンがYouTubeに殺到し、瞬く間に再生回数は1000万回を超えた。 巨大な人型の檻の中に、神に捧げる人間…