that passion once again

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永井真理子 OPEN THE NEXT DOOR Live @ Veats SHIBUYA

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手前みそな話ですが、11月20日は1か月ぶりの休日でした。その前の休みの日って、考えてみたら「KNOCK THE NEXT DOOR」の日。あんた、働きすぎだよ...。どんだけ仕事が好きなんだよ...。家に帰ってこないで会社で寝泊まりしてろよ...。と、いつも奥さんにチクチクいじられています...。いいじゃんねぇ?ちゃんとその日のうちに家に帰ってるんだから。というか、コロナで散々休んだじゃん。ないものねだりっ。

というわけで、行ってきましたナガマリ・ライブ in 渋谷。

見よっ、この幸せにあふれている渋谷の姿を。

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今月の18日頃からですか、東京都の感染者数が500人越えと、ちょいとヤバめな空気が漂い始め、姐さんのライブもどうかするとどうかしてしまうのではないかとヒヤヒヤしていたのですが、よかったよねぇ、予定通りに開催することができて。

会場側のスタッフの方々、真理子さん側のスタッフの方々、そして、Team Mのみなさん、みんな、みーんな、アフターコロナの新世界を必死に泳ぎ続けていると思います。時に荒波に揉まれ、時に訪れる凪に一息をつき、お互いに支えあいながら、まだまだ見えない岸辺をみんなで目指しています。

今回のライブは、そんな大海原にポツンと佇む小さな島で、やっと日頃の泳ぎから解放されたような、疲弊して冷えきった体に太陽の温かみが染みていくような、そんなひと時だったような気がするのです。

 

ハイブリッド・ライブの恩恵で、このライブは明日、23日いっぱいまで視聴することができます。配信チケットも明日の21:00まで購入が可能ですので、もし、まだ見てないよ~という方がいらっしゃいましたら、なにがなんでも見てください。今まで一度でも永井真理子に触れたことがある方でしたら、あの頃のがむしゃらだった自分を、イケイケだった自分を、人生を120%のチカラで生きていた自分を思い出して、よっしゃ、明日からまた泳ぎまくってやるぜと思わずにはいられないはずです!

配信チケットの購入は下記から

   ↓

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2029674&rlsCd=001

 

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去年の9月にオープンしたばかりのライブハウス "Veats SHIBUYA"。

通常ですと700人は入る箱ですが、今回の限定人数での収容数は150人~200人程度だったのかなと思います。さすがに、この人数ではチケット争奪戦が秒で終わるのも仕方がないだろうと。今年、最初で最後のフルバンド・ライブとなれば、なおさらではないだろうかと。次回のファン感謝祭の会場である "渋谷eggman" が通常収容350人なので、その中でもソーシャル・ディスタンスというやつを考慮すると、門はさらに狭くなっていきそうですよね。

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ライブハウス入り口のモニターにはナガマリ・ライブのポスター。以前、Twitterで姐さんが写真をアップしていた場所でもあるので、Team Mの記念撮影スポットにもなっていました(帰り際にちょうどグリコ&きゃのーらさんを見かけたので声をかけました。娘ちゃんとご飯の約束があったから、さっさとお暇してゴメンねっ。ちなみにその時に写真撮影をしていたのは...)。

階段を下りて地下へ向かうとスタッフの方が待ち構えていて、さてさてあなたはどちらの誰なの?ということで問診表に記入を促されました。万が一のことがあった時は速攻で連絡をするから、ちゃんと電話番号も書いてねという感じです。

受付でドリンク代600円を払うといよいよ会場内です。通常営業ですとバーカウンターでいろいろと注文ができそうな感じもするのですが、世はザ・コロナ禍です。あまりよく覚えていないのですけど、サワー系・レッドブル・お茶・ビール(あったかな?)の缶が並んでいるので、好きなのとって勝手に飲んでねの状態です(渋谷まで車で行ったので、ここはレッドブルで翼を授かることにいたしました)。

それでも開演まで時間があったのでラウンジで奥さんとまったりしていると、ん?見かけたことのある方が入り口から入ってきました。

なんと前田先生です!

マジか!

検温やらなにやらひと通りのことを済まされると関係者さんのブースへと消えていかれました。その距離、わずか2mほど。声をかけようかとも思いましたが、もともとがシャイなあんちくしょうで、相手が前田先生ともなると気後れどころか恐れ多くて、それはそれは動物園のパンダを見ている子供の気分でした。

そうこうしているうちに、見るからに優しそうなTeam Mの方が「よろしければお写真を撮りましょうか」とお声をかけてくださいまして、なんでだろう?と思っていたら、奥さんが物販コーナーとかをバシャバシャ写真に撮っていまして...。あなたはパー子さんかっ!てな感じで、すいません、この方、ホント、意味のないものを写真に撮るのがクセでして...。

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話が逸れてしまいますが、上の写真もうちの奥さんが撮影したものなんですけど、まったくどこを撮ったのかわかりません。どうやら地下に下りていく階段のところらしいのですが...、ほとんど記憶にありません...。

そんなこんなで、優しいTeam Mの方のお言葉に甘えることにいたしました。その方が「あちらに真理子さんの直筆サインがあるらしいですよ」とも教えてくれまして、パー子さんな奥さんは、それは写メらなければっ!と、受付の方へと戻りました。

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それがこちら。姐さんを身近に感じる一品です。

撮るものを撮ったら、あとは会場に入るだけです。席は自由席で、最前列は早いもの順であっという間に埋まっています。ボクら夫婦は一番後ろの席で観覧。それでも真理子さんの小さなお顔がちゃんと見えるくらいの近さです。この距離感がライブハウスの醍醐味ですよね。

 

ライブ本編は言わずもがな。生音の迫力はやっぱり配信では味わえないものがありました。とくにヒロシくんのベースがやたらカッチョよすぎて、ホント、あの場に行けてよかったなぁと思いました。これ、配信でもぜひぜひ耳を傾けてほしいところなんですけど、テレビやパソコンで視聴される方には、なかなか届かないところの音でもあるのかなとも思います。手持ちの中でも比較的に低音を拾うイヤフォンで聴いて、さらに音量を大きめにしてやっとこの迫力の半分くらいを体感できるくらいです。

そして、姐さんの声、飛んできたわー。

ボンボン、ボンボン、飛んできたわー。

とくにバラード。ヤバかったわー。

最新アルバム『Brand-New Door』からの楽曲を中心にセットリストが組まれていましたが、うちの奥さん、2曲目で泣いていました。聞けば、懐かしいのと、あの頃は120%の全力で生きていたのに、今は20%の惰性で生きている自分に、なんだか泣けてきたと。100%はどこに消えてしまったんだと。OPEN THE DOOR!

真理子さんが披露してくれた数々の楽曲の中で、若かりし頃の遠い記憶を呼び覚ましてくれるものが、たぶん、あの場にいたTeam Mの方々、そして、配信やアーカイブで参加された方々の脳裏に浮かんでは消えて、浮かんでは消えていったのではないかと思います。この行為って、なんとなくですけど、インナーチャイルドを愛でる行為でもあるのかなと思うんですね。それを歌にしたのが『Brand-New Door』に収録されている2曲目でもあると。

 

そう思うと「少年」の歌詞がまた心に染みてきます。

大人の階段ただ 登ることだけ急ぎ

羽ばたく自由 いつか忘れてた

扉の向こう側 私の中の少年

明日に向かって 走り出して行くよ 

 

今の真理子さんは羽ばたく自由を思い出した鳥のような気がしてなりません。ボクらは、汗をぬぐいながらその鳥を追いかけている少年で、その伸ばした腕の先で、これからも何かを真理子さんから受け取り続けていくのだと思います。

扉は開かれました。その向こう側には未来しか待っていません。その未来の先には、きっと笑いが止まらない真理子さん&Team Mの姿があるはずです。うん、当たり前の言葉しか出てきませんが、やっぱり最高のライブでした。道中はいつでも一緒、We are OK!ってやつです。

Let's Walk!

 

ちなみに来年に振替になったライブ・スケジュールは下記になります。

2月20日(土) 名古屋ハートランド スペードボックス

2月21日(日) 京都・紫明会館

2月27日(土) 仙台 LIVE HOUSE 88

3月6日(土) サモール尾道 ※会場未定

3月7日(日) サモール福岡 ※会場未定

4月3日(土) コラボアルバム記念ライブ ※会場未定

4月4日(日) コラボアルバム記念ライブ ※会場未定

4月10日(土) 心斎橋 SUNHALL

4月17日(土) サモール東京 ※会場未定

 

楽しみは止まらないよぉぉぉ!