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永井真理子スペシャルライブ @ 仙台 LIVE HOUSE 88 に寄せて

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2020年の3月に尾道からスタートする予定だった『サモールツアー2020』が延期に次ぐ延期となり、あれからあれよあれよという間に1年の月日が過ぎ去り、やっと...、やっと先週末の京都からリスタートすることができたわけですが、それでもまだまだ未定の部分も多く、トンネルの出口は未だに見えない状態が続いています。

徐々にではありますが、いろいろなアーティストが全国でのホールツアーを開始したり、アリーナなどの大規模会場で有観客のライブを開催したりしています。それはそれでとても喜ばしいことではあるのですが、ひとつ思うのは、ライブハウスを取り巻く環境はあまり改善されていないという現実もあるということ。

自治体や財団法人、もしくは企業が維持管理を行っているホールやアリーナに比べると、ライブハウスというのは本当にそういった資本の規模が違いすぎていて、特に地方公演が激減している現状では、なかなかに経営体力を保ち続けるには限界があると思うのです。去年、真理子さんの声掛けでクラウドファンディングに参加したTeam Mの方々も多いとは思いますが、それでも SENDAI-LIVE HOUSE 88 が、この3月で閉店されてしまうというのはとても残念でなりません。いつの日か、きっと...、きっと復活されることを切に願います。

2月27日に延期されていたサモール仙台は、会場を変更して10月23日に開催される予定ではありますが、であれば、この日にエイティエイトで新たにライブをしちゃおう!と急遽、スケジュールが組まれたのが、このスペシャルライブになります。

今月13日の地震も記憶に新しく、一部の地域では断水などライフラインにも影響がありましたが、新幹線も復旧し、ひとまずライブを開催できたことは本当によかったなあと思います。3.11から10年もの月日が経とうとしていますが、あの日の恐怖や不安を払拭するには、まだ時間が必要なのかもしれないですね。

 

バンド形態とサモールのジョイントライブとなった仙台スペシャルですが、ひとまず、3月2日(火)までアーカイブ視聴ができますので、もう、可能な限り、みなさんで楽しみ尽くしちゃいましょう。まだまだアーカイブ視聴のチケットも絶賛購入できます。

セットリストについても、アーカイブ期間中というのもありますが、どちらかというとサモールのツアー部分が含まれていますので、"会える約束" を楽しみにされている方の為に詳細は控えます(当たり前ですけど...)。前述したように未定なことがまだまだ多いですが、先週末の京都のように "会える" 日は必ず来ます。プラス、配信のない生のライブという特別感もあります。そもそもライブというのは、そういった特別なもののはずなので、"約束" を手にされている方は、その日が来たら思う存分に楽しんでくださいね。

※ちなみに先週末の京都・紫明会館でのサモールが素敵すぎたらしく、会場に行けたTeam Mの方々は、本当に羨ましすぎるー!といった感じです。有形文化財でのライブなんて、神社仏閣でライブするのと変わらないぐらいに貴重じゃないかー!と。そりゃ、パイセンも2階なのか3階なのか、わからなくなりますわw

 

ざくっとスペシャルライブの感想を語ると、個人的には第2部の方が姐さんがリラックスしていて良かったかなあといった感じ。もち、第1部もいいんだけど(特に前半の4曲は最高だった)、セトリのレアさ加減でも第2部に軍配が上がるかなと。さらにドラムです。アキさんももちろんなんですが、やっぱりfutofutoだとパワーが違います。キックが違います。いやぁ~、生音で聴きたかった。迫力があっただろうな~と思います。

京都のタンバリンが仙台に渡り(あのド派手タンバリンは!)、来週には福岡へとつながっていきます。4月には大阪と東京、まだ日程は確定していませんが、名古屋、尾道、そして、コラボライブへとつながり、たぶん、その後もいろいろとスケジュールは組まれていくのではないかと。今できることを、無理させない無理しない精神で、存分に楽しみながらやっていく。令和型のナガマリは、今までになくナチュラルでアクティブです。楽しみはまだまだ続きます。

可能であれば大きな会場でライブをして欲しいなという気持ちもあるのですが、たぶん、姐さんはライブハウスに寄り添っていくのだと思います。ハイブリッドライブで全国のTeam Mがつながるのも最高ですが、サモールのように会場限定でワチャワチャするのも、また最高だとも思います。

コロナ禍がいつになったら消滅するかなんてまったくわかりませんが、もしかしたら、この長いトンネルは、眩しくて目を開けられないくらいの光にあふれた出口ってやつが、ある日突然、目の前に広がるのかもしれません。そんな希望を胸に、雲の向こうの青空を目指して、どこまでもみなさんと一緒にこれからも上昇していきましょー!

P.S. キレイな満月の夜に