that passion once again

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永井真理子 ファン感謝祭2021 @ 下北沢シャングリア

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去年の、あのアクリル手形ファン感謝祭から、もう1年も経ってしまったのかと思うのですが...。あれから、ようやく、本当にようやく、会場で声を出せる日がやってきました。Youtubeの生配信から無観客の配信ライブ、有観客によるハイブリッドライブから、人数制限の解除まで。世界を隔てていた扉は確実に開き始めています。

去年に引き続き、1部と2部に分かれての公演。ちょいと残念だったのは、会場設備の関係で配信ができず、日本全国のTeam M 全員集合が叶わなかったこと。なので、参加できなかった方のために、ネタバレ上等でドドンといきます。と言っても、わたくし、2部にしか参加できていませんでして...、たぶん、セトリに関しては多少のね、多少の違いだけではなかろうかというところで。

てなわけで、会場は下北沢シャングリラ。下北沢駅から徒歩5分程度の駅近ライブハウスでございます。

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驚くべきことは、このライブハウス、去年のコロナ禍の中でオープンしているのです。しかも、キャパは下北沢の中で最大。昔からシモキタは演劇と音楽(あと古着)で知られている街ですが、このコロナ禍の未曽有の大打撃を生き延び、アグレッシブに未来へ展開していく姿には、本当に勇気づけられます。

第1部のプレゼントコーナーで、見事、女祭りの姐さん法被をゲットしたmasaさんをみんなで取り囲み、どうよどうよと変態なおっさんたちが匂いを嗅ぎまくった後、会場に足を運ぶと、地下へ降りていく階段にはオレンジパーカーの集団がズラリ。「充分な数のチケットを用意しています!」という真理子さんのアナウンス通り、コロナ禍では考えられなかった数のオーディエンスがフロアに集合していました。

開演10分前になると、あのイントロが流れ始め、ウルトラ満太郎さんからアナウンスが流れます。「声出して、いいよー。でも、周りの人たちのことは考えようねー。あと風邪ひかないでねー」声が出せる。声が出せる。声が出せる。もう、フロアのあちこちから、こうウズウズした、なんていうでしょ、休み時間3分前の早くグラウンドに飛び出てドッジボールの場所を確保しなきゃみたいな、そんなムラムラ...、いや違うな、そんなムズムズしたような、言いようのないソワソワ感があふれ出ていまして。

そうこうしているうちにコールドプレイの「Viva La Vida」が場内に響き渡り、ステージが暗転、さあ、ライブの開始です。

バンドメンバーは去年の『OPEN THE NEXT DOOR』と一緒で、オープニングSEも一緒。ていうか、やっぱ、この動画かっちょいいよなぁ。普通にアガります。からの「White Communication~新しい絆~」のアカペラが流れ始めると、もう会場のあちこちからどよめきが。そして、あの高らかなファンファーレが鳴り響くと一気にボルテージは最高潮、ずっと離れられなくなってしまいます。

続いて「大きなキリンになって」「Ready Steady Go!」と燃焼系ライブにふさわしいアッパー系が続けざまに並び、いきなり会場は沸点を迎えます。というか、ライブハウスの音響のおかげなのか、もしくは"そんなヒロシさん"のベースとアニキ&チエさんのなせる技なのか、とにかく音が硬いんですよ。これがとにかく気持ちいい!ニルヴァーナの『In Utero』みたいな、伝わるかなぁ、ガンズのマット・ソーラムみたいな、スティーブン・アドラーじゃないんですよ、マット・ソーラムなんです。

まあ、マットなのかソーラムなのかは置いといて、ここで「誕生日を迎えましたとさ」というMCを挟み、25才にしか見えなーいというところから、それにちなんだ「GO! GO!」へなだれ込み、「ルーシータクシー」「Chu-Chu」と燃焼系が続きます。ここまでくると体内にたまった乳酸も抜け出て、かなり身体があたたまった状態、もう永遠にモンキーダンスができるんじゃないかという、永遠に投げキッスを送りまくれるんじゃないかという。ていうか、遠めに見たからなのか、前髪パッツンの姐さんは若かったよ、ホントに。昔のDVDを見てるようでした。

ここでファン感謝祭にちなんで、もとおさんのラジオネタ&ドラマネタからの、なななな、なんと、あのマッキーさんがサプライズとしてステージでギターを演奏するという。いやーーー、スゴイ。真理子さんと同じステージに立てるという羨ましさもありながら、いや、その度胸はスゴイなと。からの「Brand-New Way(B.N.D. ver)」が、また盛り上がるのなんのって。もう、マッキーさ~~~ん、めちゃくちゃカッチョよかったよーーー!

んでもって、プレゼントコーナー。そういえば、姐さんの法被はみんなが取り囲んでいたけど、hiroさんがゲットした"そんなヒロシさん"のデニム?には、みんなイマイチだったかなぁ...w。ライブ後にたまたま会場の出入り口で見かけたのですが、18禁の姐さん&チエさんのチェキを見た方たちが悲鳴を上げていたのもなんか気になります。

で、みんなで踊りましょー!というMCから始まったのが「We are OK!」この振付、なんか懐かしいーーー!と思ってしまったのは私だけでしょうか。こういうことやってたよ、確か、みたいな。そんな望郷の想いにとらわれているうちに後半戦に突入、その一発目がなんと「Paper Plane」!やったー!大好き、この曲。"生まれてきた意味を探すより 今日出会える 止められない笑い声を数えていたい"。12月5日の今日を一言でまとめるとするなら、ホント、このフレーズに集約されます。

で、「ハートをWASH!(B.N.D ver)」「ワイルドで行こう(B.N.D ver)」「23才(B.N.D ver)」と怒涛のナガマリ現在進行形で叩き込み、本編の締めは「ORANGE」の満場のサイリウム。会場の後ろから眺めていると、まるでオレンジ色の海が広がっているような光景なんですよね。

アンコールでは久々の真理子コールが響き、メンバー紹介からのちょっとした重大発表が。これに関しては、ライブに参加できなかったTeamMのみなさんに、真理子さんからまたちゃんとアナウンスがあると思いますので、ここでは割愛いたします。からの、ラストは「キャッチ・ボール」。

去年のファン感謝祭では、この投げて投げ返されて、また投げてまた投げ返されてという、人と人とのつながりにコロナ禍が隔たりを作ってしまったが故、思いの丈をアクリル板にぶつけた真理子さんでした。その1年後、そこに隔たりはなく、来年、アニバーサリーを迎えようとしている幸福な光景が広がっていました。

思うのは、いつからファンになったとか、ちょいと離れてしまったとか、そんなことは全部関係なくて、ただただ、今、ここに集えること、もしくは集えたこと、一緒にこの幸福な空間を共有できること、それが一番、素晴らしいことなのではないかなと。それはライブ会場に行くことだけではなくて、毎晩のおやすみツイートであったり、たまーーーに更新されるインスタであったり、それこそ、今このタイミングで真理子さんの復活を知った!という人も、ぜ~んぶ、すべては"永井真理子"という名のもとに集っているわけですから。でしょ?だから、姐さんには、真理子さんにはホント感謝です。ホント、ありがとうございます。

そして、kumaさん、新たいちょうさん、hiroさん、もとおさん、ガラスのPUNK!さん(ハイネックはっとりくん)、なぽりんさん、毎度のSTRAYさん、今日は本当にありがとうございました。そして、こんな出会いを設けてくださった真理子さん、本当にありがとうございました。

 

永井真理子 ファン感謝祭 2021 2nd stage-

1.White Communication~新しい絆~

2.大きなキリンになって

3.Ready Steady Go!

4.GO! GO!

5.ルーシータクシー

6.Chu-Chu

7.Brand-New Way (Self Cover ver.)

8.We are OK!

9.Paper Plane

10.ハートをWASH! (Self Cover ver.)

11.ワイルドで行こう (Self Cover ver.)

12.23才 (Self Cover ver.)

13.ORANGE

14.キャッチ・ボール