映画『ミックス。』を観て、その一歩を踏み込めっ!(観た後にやる気が出る映画10選付)
ガッキーがカワいかった。
さあ、その一歩を踏み込もう!
ご都合主義?
だから、なんじゃい。
キスいらない?
そりゃ、そうだ。
大団円?
人生、そんなに簡単じゃないわな。
でも、いいじゃん。
映画観て気持ち良くなれれば。
ただ、『獣になれない私たち』もそうだけど、
ガッキーに酷なことをさせちゃダメ。
みんなのガッキーなんだから、
『逃げ恥』ぐらいの妄想女子がちょうどいい。
テーブルひっくり返したり、
重い荷物持たせて倒れさせたり、
妙にリアルなドジさ加減はフィクションにならない。
てなわけで、『エイプリルフールズ』に続き、(個人的に)観た後にやる気が出る映画10選です。
1.『ハスラー2』(1986年)
プールバーなんて言い始めると、また昭和のおっさんがウンチクを語り始めたと思われそうですが、とりあえずビリヤードの一大ブームを巻き起こした映画。トッチャン坊やのトムクルはさておき、人生の再起を賭けたポール・ニューマンに胸が熱くなります。原題は『The Color of Money』、直訳すると「お金は見せかけのもの」。なかなか哲学的なタイトルです。ラストの「I'm Back!」にシビれます。(シュワちゃんは「I'll be Back」だけど、それに匹敵する名台詞だと思います)
2.『摩天楼はバラ色に』(1987年)
言わずと知れたマイケル・J・フォックスの代表作。「僕の成功の秘訣」なんてタイトルからしてご都合主義も甚だしい映画ですが、いいんです、楽しけりゃいいんですよ。逆に難しく考えるから鬱になっちゃうんです。まあ、頭がいい証拠ですわ。一度きりの人生、楽しんだ者の勝ちですよ。昔はワーカホリックとかハードワーカーな人ってスゲェ!と思っていましたが、この作品で描かれているように、それはあくまでも自主的なものでした。成功したいから、お金持ちになりたいから、そんな野望があったからこそのハードワーカーだったのです。
3.『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』(1988年)
すいません、好きだったんですマイケル・J・フォックス。特にこの『再会の街』はビデオ時代に何度繰り返して観たかわかりません。ジーパンにジャケットを羽織ってネクタイ締めて、そんなスタイルにも憧れました。サングラスかけて、フランスパンかじって、かぁぁぁぁぁっ、なんでDVDにもならないんだろっ!また観たいなぁ!ニューヨークの若者が現実に押し潰されて、どん底に落ちてからまた再出発を誓う。映画の最後に描かれる夜明けは、観る者それぞれの夜明けでもあるのです。
4.『魔女の宅急便』(1989年)
もう説明不要ですよね。希望を抱いて社会に出て、現実に直面してひたすら努力する。んでもって挫折して、最後はその挫折を乗り越える。これほどはっきりとした起承転結もないでしょう。でも、名作として長く愛される作品というのは、やっぱりシンプルでわかりやすくて、人生の真実をついているものだと思います。話は変わりますが、グーチョキパン店でトンボが「これ、ください」ってキキに差し出すラムレーズンのクッキーみたいなのがおいしそう。他のパンもどれもおいしそうだけど、あれが一番食べたい。ニシンのパイはおばあちゃんには悪いけど、自分もいらないかも...。ニシンだよ?
5.『ドク・ハリウッド』(1991年)
再度、すいません。好きだったんですマイケル・J・フォックスが。巷では『カーズ』がまんまパクッたと大騒ぎしていましたが、いずれにしても田舎暮らしの人にはなんの魅力もない作品かもしれません。かのスティーブ・ジョブスが禅をしていたおかげで、今では座禅だヨガだマインド・フルネスだと意識高い系の人は大忙しですが、要は田舎に行ってスローライフをするのが一番心に効く薬なんだよと言っている映画です。なので、もともとスローライフを送っている方々にはなんの効力もない映画です。
6.『ショーシャンクの空に』(1994年)
原作がスティーブン・キングで、このブルーレイのパッケージを観たら、完全にホラー映画だと思われそうですが、ホラー要素ゼロですからねっ!なんで、よりによってこんな雷に打たれてショック死してるようなジャケットを選んだんだろ。真逆だからね。この雨に打たれるシーンが一番感動的なんだから。ソフト会社も少し考えてくださいよ、頼みますぜ。とにかく素晴らしい映画。人生の希望を決して捨てない、そんな男の信念に胸が熱くなること受けあいです。その効力がもったいなくて、ここぞ!という時にしか観ないようにしてます。
7.『ザ・エージェント』(1996年)
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爽やかなトムクルが拝める最後の作品。『ブリジット・ジョーンズの日記』のレネー・ゼルウィガーの出世作でもあります。キャメロン・クロウもここまでかなぁ。とにかくいろんな人がピーク時に製作したフィルムです。サントラも最高。「Show Me the Money!!!!!」も名台詞ですね。仕事に誇りを持つこと、家族を愛すること、クライアントを信じること。こんなどこかの自己啓発書みたいな内容ばかりですが、それが人生を豊かにする真実なのかもしれません。だから、同じような自己啓発書が何度も売れているんでしょうね。
8.『アメリカン・ビューティー』(1999年)
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観た後にやる気が出るか?と言われると微妙な感じもしますが、ただ、中年男のケヴィン・スペイシーが女子高生に一目惚れして、ピンク・フロイドを聴きながら大麻を吸って自らを鍛え上げていくという "男の再生" を描いているという点では、世のおっさん達も捨てたもんじゃないんだぞっ!と、恋をして輝くのは何も女子ばかりじゃないんだぞっ!と言いたくなる作品です。シニカルで救いのない物語ではありますが、男性諸君、たまにはアイドルにうつつを抜かして、若さを取り戻すのもいいんではないかい?とも思えるのです。その代償はあまりにも大きいかもしれませんが...。
9.『プラダを着た悪魔』(2006年)
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世のお仕事系ドラマとか映画って、だいたい『プラダを着た悪魔』が下敷きになってることが多いですよね。それだけ男女の差がなく、どちらかというと女性の感性がものを言う時代になってきているのだと思います。ただ、今ではパワハラだぁ、モラハラだぁとなんやかんやのハラスメントが問題になっておりますが、それを言ったらメリル・ストリープは鬼のようなパワハラ上司です。エミリーなんて腰巾着もいいとこ。こんな職場は速攻でブラックと叩かれそうです。それでもアン・ハサウェイが食い下がるのは、やはり仕事、というよりも自分に "誇り" があるから。
10.『マイ・インターン』(2015年)
僕も65歳とか70歳を迎える頃には、こんなロバート・デ・ニーロのような紳士になっていたいです。憧れますねぇ。アン・ハサウェイも好きです。ただ、職場があまりにもフレンドリーなのは、ちょっと ン... となってしまいそうです。そこがニューヨークや映画とは関係ないけどシリコンバレーと日本の違いでしょうか。で、ふと日本に目を向けてみたら、憧れる老紳士ってあまりいないなぁと思ってしまいました。『なつぞら』のおんじは偏屈だしなぁ...。そう、偏屈な人しか思い浮かばない。それが国民性なのかなぁ...。