【連続テレビ小説「なつぞら」】第23週 自分が何をしたいのか分からなくなって...。
『魔界番長』が怖いといって見ようとしない優ちゃん。
なっちゃんはアニメーターになって、
初めて仕事への意義について考え始めます。
たぶん、誰もが一度は思ったことがあるかもしれません。
なんのために仕事をしているんだろう?と。
そんな折に天陽くんの訃報が届きます。
失くしてみて、初めて見えるものがあります。
今まで当たり前だったことが、
実はぜんぜん当たり前のことじゃないということが。
なっちゃんがアニメーターになったのは、
誰かに認められたかったからではありません。
誰かの力になりたかったのです。
その答えを天陽くんが示してくれました。
フロンティア精神。
人生を切り開いていくということ。
そのためには行動を起こさなければいけない。
天陽くんは行動を客観視できる人でした。
絵を描くことは狩りと一緒。
そう言い切った根底には家族への愛がありました。
そして、十勝という大地への愛もあります。
故郷という土地。
家族。
当たり前すぎて気づけないもの。
でも、なによりも大切なもの。
そして、仕事というのは、
もちろんお金を稼ぐためという面もありますが、
それよりも誰かの力になれること。
どんな仕事でも、
どこかの誰かの力になれているということだと。