that passion once again

日々の気づき。ディスク・レビューや映画・読書レビューなどなど。スローペースで更新。

【連続テレビ小説「なつぞら」】第6週 もう家族には戻れんよ...!

f:id:wisteria-valley:20190407222533j:plain

ぶち壊してくれました、おんじが。

やってくれました、おんじが。

朝ドラ評論家の華丸先生が予言した通り。

マジかよ、おんじ。

でも、おしるこ食べてるから、大丈夫っしょ。

 

土曜日のなっちゃんが可哀そうすぎて、その週に起きたことのほとんどがすっ飛んでしまいました。爆弾発言の破壊力抜群です。でも、なんかうっすら感じたのは、なんで周りからなっちゃんと天陽くんをくっつけようとしてるの?みたいな空気です。本人たちそんなに意識してなかったのに、言われたら急に意識しだしちゃったみたいな。って書きながら、そういえば、小学校の時とかあったかもしれないなぁ、なんてふと思い出しました。「おまえ、なんとかちゃん好きなんだろぉ~!」ってなんとかちゃんの前でからかわれて、「んなわけねぇだろっ!」って本人の前だからもちろん否定するんだけど、その時のなんとかちゃんの表情が妙に色っぽくて、"なに、この甘酸っぱい感情は..." みたいな、なんか急に意識しだしちゃったみたいな。もちろん、なっちゃんと天陽くんの関係は、こんな虫に刺された程度の小さな恋心ではないでしょうけどね。どちらかというと雪次郎くんの "夕見子ちゃん好き好きオーラ" がスゴすぎて、そっちの方を応援したくなります。雪次郎、がんばれっ!手紙も40通毎日手渡しすると梅ちゃん先生と結婚できるみたいだぞ。

 

おんじの策略結婚と並行してなっちゃんに忍び寄っていたのがアニメーターへの道。東京での天陽くんのお兄ちゃんとの再会、そして、解剖医の中堂...、いや、東洋動画のアニメーター仲さんとの出会い、さらに映画『ファンタジア』。なっちゃんは随分と楽しげに映画を観ていましたが、周りに座っているちびっこ達はみんな爆睡してるっていうのもいいですねぇ。『2001年 宇宙の旅』と一緒で、世の金字塔とされている名作映画は大概、眠くなるものです。

 

「自分の生きる場所は自分で選べるような人間になりたいのさ」

そう語っていたのは今週の夕見子ちゃん。お嬢な感じで、ものの高みから下々を見下ろしてばかりだと思っていましたが、伸さん登場からメキメキと "生きる道" を模索している感じがめちゃめちゃ好きです。

思えば、戦争から帰ってきた父親が見ず知らずの女の子を連れてきて、今までかわいいかわいいで育てられてきたのに、牛の手伝いをする他人の子がじいちゃんに可愛がられ始め、いつのまにか家族の一員になっている。夕見子ちゃん目線で物語を見ると、もっとなっちゃんに意地悪をしてもおかしくない状況なのに、同じ部屋にいるのもイヤなんじゃないかと思うのに、逆に影響を受けて、自分の道を模索している。その突破口は大学に進学して家から外に出ていくこと。憎まれ口を叩きながらも健気に未来を見据えているその姿が愛おしくてしょうがないです。たぶん、剛男さんも雪次郎くんも置いてけぼりを食らうんだろうなぁ。

 

裏切り咲坊がとりあえず天然マダムに1万円を返したようで、ヤツもヤツなりにケジメをつけようとしているようです。よかったよかった。ってか、おんじ、もうなっちゃんを泣かさないでくれっ!

f:id:wisteria-valley:20190512115618j:plain

マルセイバターサンドが食べたくなりました。